ひとり語り

気まぐれに独り言を書き散らかします

デング熱、日本上陸か?

デング熱というのは、急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉 痛や皮膚の発疹などが主な症状。
熱帯や亜熱帯の地域で多い病気で、日本国内での感染例は、過去60年以上報告されていなかったらしい。
ところが、2013年には、ドイツ人渡航者が日本で感染したと疑われる症例が報告され、また、2014年8月、つまり今月に東京で3人の感染が確認されたとのこと。

デング熱はヒトからヒトには感染せず、蚊がウイルスを媒介するらしい。
日本にはあまりいないネッタイシマカという蚊が媒介しやすいらしいが、青森県以南でよくみかけるヒトスジシマカも媒介できるとのこと。
熱帯や亜熱帯の全域でおおい病気ではあるが、台湾には多いようなので、遠い存在ではない。

今年感染が確認された3人は、都内の同じ学校に通う男女で、代々木公園でダンス練習をしていたときに、蚊に刺されて感染した疑い。
海外旅行中での感染ではないとしたら、3人を刺した蚊にウィルスを与えた別の感染者がいることになる。

蚊の成虫の寿命は1か月程度。また、生きていた場合でも、蚊の活動範囲は半径50メートルほど。
よって、この3人を襲った蚊に、わたしが刺されることはないけれど、回り回って感染する危険はある。
デング熱に有効なワクチンはないそうで、蚊に刺されないように注意するしかないらしい。
こんな病気がはやり始めたら、夏でも長袖・長ズボンの着用が必須になってしまうかも。
勘弁して欲しい。

理化学研究所の笹井副センター長自殺

STAP細胞論文の著者で理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井副センター長が、8月5日に自殺。

この知らせを聞いたときは、STAP細胞捏造に加担したことの責任をとったのかと、勝手に思った。
しかし、その後に小保方氏に当てたメッセージが公表され、そこで笹井氏は「絶対、STAP細胞を再現してください」と励ましているから、思い違いだったらしい。

そうなると、自殺を選んだ理由が今ひとつ腑に落ちない。
ここまでの騒動の汚名を濯ぐには、STAP細胞の検証実験を成功させることが、一番有効ではないか。それで全部のことが許されないとしても、取り巻く情勢はガラリと変るはず。だから、STAP細胞に疑いを持っていないのであれば、検証実験を応援すれば良かったと思うのだけど。

理系の城で起こっている騒動であるにもかかわらず、いろんなことが曖昧模糊としてる。
登場する顔ぶれは、群を抜いて頭の良い人たちばかりなのに、しばしば稚拙で感情的な言動が目につく。
この不自然な感触は、いろんな人たちが、いろんなことを隠してやり過ごそうとしているからなのだろうな。

ジブリの最新作『思い出のマーニー』

ジブリの最新作『思い出のマーニー』が本日7月19日公開。
注目されるのは、これが、宮崎駿高畑勲の両巨匠が関わらない初の長編映画ということ。監督は米林宏昌さん。

米林監督は、もともとアニメーターで、『崖の上のポニョ』では、その上手さで宮崎さんを唸らせたらしい。
初監督作品は『借りぐらしのアリエッティ』で、最新作『思い出のマーニー』は2作目。

『思い出のマーニー』の原作は英国の児童文学。ジャンルはハートウォーミングなファンタジー?北海道を舞台に、心を閉ざした少女杏奈と謎の少女マーニーとのひと夏の交流が描かれる、らしい。

今後のジブリを占う作品として、話題性は高い。
現在、多くのアニメ映画が、作品ごとに人材をかき集めて制作される中で、ジブリが自社で制作できる体制を維持できたのは、宮崎駿高畑勲という二人のカリスマがいたからこそ。
はたして『思い出のマーニー』がどのくらい興行収入を伸ばせるか。ちなみに、米林監督の前作『借りぐらしのアリエッティ』の興行収入は92.5億円で、ジブリ作品としては歴代7位だった。

塩村文夏都議の人物像

都議会で自民党都議陣からセクハラヤジを受けた塩村文夏都議が、過去の“痛すぎる発言”や、週刊誌で報じられたスキャンダルで、パッシングを浴びつつあるようだ。
塩村氏の前職はテレビ番組の放送作家だそうだが、もともとはグラドル出身で、日テレの「恋のから騒ぎ」に出演していたこともある。そのときには、“痛すぎる発言”で悪目立ちとていたようだ。
ネットに拡散しているのは、塩村氏がエープリルフールに、交際相手に「妊娠した、おろす気はない」とからかった場面、これまで付き合った相手と別れる時は、慰謝料を取った。最高額は1500万円とぶっちゃける場面など。
さらに、選挙時の事務所家賃未払い疑惑や、みんなの党の選挙区支部長との不倫疑惑まで。

恋の空騒ぎ」での数々の痛い発言については、放送作家になりたいという思いから、必要以上に話を大きく膨らませて、ハメを外しすぎた部分があった。たいへん軽率だった、と述べているそうだ。

セクハラ野次そのものは、品位にもとると思う。それはそれとして、上のようなことが明るみに出る前から、塩村都議に同情を感じることはなかった。野次られて傷つく気持ちはわかるけれど、議場での涙は、議員としての覚悟を疑わしく感じた。
その後の言動にしても、都議会の歪みを正そうとしているのか、私怨を晴らそうとしているのか、女性としての自分をこの機会に売り込もうとしているのか、いちいちスッキリしなかった。

とは言え、セクハラ野次騒動以降の塩村都議の振る舞いのどこまでが本人の意志により、どこからがみんなの党の戦略なのか、よく見えない。党が割れて存在感が低下しているみんなの党にすれば、こんなことでも巻き返しの好機には違いないだろうから。
もう少し見てみないと、実際のところはわかりそうもない。

サッカーワールドカップ、初戦は残念な結果に

サッカーワールドカップの1次リーグC組の初戦。日本はコートジボワールに1―2で敗れてしまった。

いろいろ不安材料は伝えられていたけれど、今年に入ってから国債親善試合では4連勝。
日本 4-2 ニュージーランド
日本 1-0 キプロス
日本 3-1 コスタリカ
日本 4-3 ザンビア
やってくれるだろうと期待していたのだが。

日本は後半、動きが悪かったような気がする。
ザッケローニは、試合後のインタビューで「スタートは良かったが、コートジボワールがスピーディーだったので流れを掴めなかった」「距離を保つ事が出来ず、プレッシャーをかけることが出来なかった」とコメント。

この予選では、FIFAランキング1位のスペインが15位のオランダに敗れている。そういう意味で、FIFAランキングはあまり当てにできない。とは言え、日本がいるC組は、コロンビア(8位)、ギリシャ(12位)、コートジボワール(23位)、日本(46位)。残るコロンビアとギリシャは、コートジボワールより強力な可能性が高い。
日本チームには、早急に敗因を修正して、次戦に臨んでほしい。

さよなら国立競技場 みたいな

国立競技場が5月31日で幕を下ろすらしい。開業は1958年3月だから56年の歴史。
といっても、リニューアルされて、2019ラグビーワールドカップ2020年東京オリンピックのメイン会場となる予定なので、無くなるわけではない。

国立競技場というと、サッカー、ラグビー、陸上の競技場というイメージが強い。実際に行ったのはサッカーばかりだったけど。
思い出に残っているというと、ずいぶん前になるけれど、トヨタカップ。1980〜2002年まで、国立競技場がトヨタカップの会場になっていて、欧州と南米のサッカークラブ世界一決定戦が毎年実施されていた。
当時は、海外のサッカー情報は乏しかったけど、けっこうテンション上がった。

そういえば、ポール・マッカートニーが、体調不良で日本での公演をキャンセルしたけれど、国立競技場も会場に入っていた。実施されたら、ファイナルに花を添えることになっていたのか。
結局、ポール・マッカートニーの公演中止騒動は、分からないことばかりだったけど、ご高齢だからしかたがないということで。

まさに同じ日の舛添知事定例会見で、新国立競技場の建設費を巡る発言が。建設費を都が一部負担することになるのでは、という問いに対して、知事は「基本は国立ですから、国がおやりください」と返したらしい。
東京五輪に向けて、東京都がそれ相応の費用を負担するのは当然のことと思うけれど、個々の出費については、国と都との綱引きになるのは仕方がないか。